多頭飼いは失敗しやすい?先住猫のいる我が家がお迎えを諦めた理由

先住猫と飼い主さんの写真 ニャンとライク

今猫を飼っていて、まだ育てられる余力はあるし、猫を一人で留守番させるのも何だか可哀想、もっとにぎやかに暮らしたい・・・と、新たな猫のお迎えを検討している方。

一番悩むのは先住猫との相性、うまくやっていけるかというところですよね。

我が家も今から1年前、猫が2歳くらいのときに新しい猫のお迎えを考えましたが、ものすごく悩んだ結果、お迎えを断念しました。

多頭飼いをしていいか悩む女性

この記事では以下のことが分かります。

・多頭飼いするときの猫同士の相性パターン
・我が家が多頭飼いを断念した理由

先住猫のために新しい友達を迎えようとしたのに、かえって先住猫の負担になるケースも現実には多々あります。


多頭飼いで楽しそうなSNSや成功例だけに惑わされず、改めて新ネコを迎えるべきかどうか、失敗しにくい組み合わせは何かを検討していきましょう。

猫の特性を正しく理解してから検討に入りましょう

ニャンとライク 喧嘩する猫の画像

前提として、新入り猫の存在は先住猫の心の負担になります。

今まで自分だけの世界で飼い主さんもお気に入りの場所も独り占めしてきたのに、急に知らない同種が現れたら一時的にでも極度のストレスを感じるのは間違いないでしょう。

気にしない猫はごく少数。元々社会性の高いポテンシャルを持っている猫か、既に複数の猫社会が形成されているご家庭の猫か、まだ縄張り意識が低い仔猫のケースだけです。

よく考えたら人間も同じなのよね

ニャンとライク 喧嘩する猫の画像

ご存じの通り、そもそも猫は単独行動をする生き物。

性格は繊細で、縄張り意識も非常に高いです。
野良猫同士の決闘で負けた者が縄張りから去るのも、縄張り意識の高さからみられる猫社会のルールです。

元々そのような性質の生き物なのに、安直に子猫などをお迎えして、先住猫が苦しむ失敗例が現実に多いようです。

マニュアル通り「先住猫を優先」すれば万事解決とはいきません。本来難しい問題なので慎重に検討する必要があるでしょう。

失敗のリスクが低い組み合わせ

ニャンとライク 飼い主を独り占めする猫の画像

猫の習性や性格を考えた場合、基本的には何か事情がない限り新猫を迎えるには余程慎重になった方がいいでしょう。

ただし、先住猫の負担になりにくいといわれる組み合わせもありますので、どうしても迎える必要がある場合はこちらに沿って検討すると失敗のリスクは低くなります。

なお、ここから外れる場合は失敗のリスクが高まるので強行は禁物です。

失敗=先住猫を苦しめること と肝に銘じておきます

〇 失敗しにくい組み合わせ子猫×子猫血縁同士
× NGな組み合わせ成猫オス×成猫オス老猫×子猫
△ 先住猫の性格次第メス×メスオス×メス(去勢避妊済)

多頭飼いをするのに最良の方法は、血縁同士で飼い始めることです。母子、兄弟姉妹で、さらにどちらか一方でも子猫であれば、問題となることは少ないとされます。先に先住猫がいて、後に2頭目以降を迎える場合も、血縁関係はあったほうが良いでしょう。子猫(または若い猫)同士であるほうが互いに馴れやすく、反対に成猫同士で、特に他の猫と暮らした経験がなかったり、縄張りの強いオス同士であったりする場合は多頭飼いに向かないとされます。

引用元:にゃんペディア 【獣医師監修】猫の多頭飼いを始める前に知っておこう!飼い主の心構えと猫同士の相性や性別についてhttps://nyanpedia.com/before_multiple_cats/

先住猫と新入り猫の性格についても相性の良い、悪いがあり、特に先住猫の性格がカギとなります。先住猫がおおらかでのんびりした性格で、社交的であればうまくいく可能性は高くなり、逆に神経質で繊細な場合は失敗する可能性も。もし先住猫が、来客があったときに隠れて出てこないような性格であれば、多頭飼いは難しいと判断してください。

引用元:にゃんペディア ※太字は引用者による【獣医師監修】猫の多頭飼いを始める前に知っておこう!飼い主の心構えと猫同士の相性や性別についてhttps://nyanpedia.com/before_multiple_cats/ 

我が家がもう1匹のお迎えを断念した理由

青山けけ撮影 我が家の猫の写真
多頭飼いは今でも憧れるけど、正しい決断ができたと思っています。

もう1匹のお迎えを考えた経緯

我が家では最初は1匹で引き取りました。しかしながら実際に暮らしてみると、私自身にまだ余力があることが分かり、また猫にも分離不安の症状がみられたため、よかれと思ってお友達をお迎えしようかという話になりました。彼が2歳の頃でした。


それからは多頭飼いについてネットを読み漁り、YouTubeで多頭飼いを始めた人の動画を追い続けました。検討には半年以上の時間を割きました。

多頭飼いを諦めた3つの理由

半年間あちこちで情報を集め続けた結果、我が家では多頭飼いをやめました。
主な理由が以下です。

・縄張り意識が非常に高いから
・ストレスに弱いから
・彼らしく過ごしてほしいから

多頭飼いが向いていない猫by青谷けけ


まず、猫の性格が判断に大きく関わっています。

我が家の猫は、とても甘えん坊で成長してからも飼い主にべったり。姿が見えないとアオーンと遠吠えしたりと飼い主への依存が高いこと。また、ピンポンが鳴るだけで唸り、来客には過剰に怯えるなど環境の変化への耐性が極めて低いため、社会性は薄いと判断しました。

客観的なジャッジをするために、書籍などでもあれこれ勉強しました

猫動画配信が最後の決め手となった話

ニャンとライク 具合の悪い猫

最後の決め手となったのは、猫youtuberさんの動画を見てからです。そちらの先住猫は我が家の猫と非常にそっくりな性格で、年齢も同じくらい。子猫の時から大ファンで観ていましたから、新しい猫をお迎えするときにはドキドキして見守りました。

結果、その方の多頭飼いは成功しました。


飼い主さんの先住猫優先の対応もバッチリでした。ただ、組み合わせはオスの成猫(先住)×子猫オス(新入り)でした。

ニャンとライク 猫の画像

半年以上もの歳月をかけ、今では仲睦まじい様子が見られてほっとするばかりですが、そこまでに至る過程は壮絶なものでした。これが多頭飼いのリアルなんだと痛感しました。(有益なデータを配信してくれた主さんに感謝します)

→子猫のお迎えから現在までに起こったこと

  1. 先住猫の嘔吐の繰り返し・ストレス性の尿路結石の発症・皮膚病の発症
  2. 先住猫が子猫の接し方が分からず、ぐったりするまで一方的にじゃれてしまう
  3. お迎え成功の代わりに、先住猫の性格が変わった

もちろんすべての猫に言えることではありませんが、我が家の猫と照らし合わせると、同じことが起こる可能性は多いにあると、飼い主の直観で黄信号が出ました。

ニャンとライク 危険!注意喚起の画像

「3.先住猫の性格の変化」についても、元々わがままでやんちゃな性格だった子が、子猫が来てから優しいお兄ちゃんに変わっていきました。まるで別人(猫)のように。要はこれって、もう子供気分じゃなく、兄としてやっていくというスイッチを自分で切り替えたんだと解釈しています。

はっきり言ってこれが成功の鍵ですよね。健気・・

私は自分の猫にそんな変化は望んでいませんので、そのような可能性も避けたいと思いました。

本当は甘えたいくせに、わがまま言いたいくせに、他の猫に遠慮したりする姿なんて見たくありませんから・・

あなたが一番。
結果うまくいっても、楽しくお留守番どころか無理をさせて頑張らせているのでは本来の目的とは違いますよね。

ストレスによる病気のリスクや、万が一不仲になった時も一生同じ家で暮らすことも考えなくてはなりません。マニュアル通り「先住猫を優先」すれば万事解決とはいきませんので、基本的には何か事情がない限り新猫を迎えるには余程慎重になった方がいいでしょう。

多頭飼いで楽しそうなSNSや成功例だけに惑わされず、改めて新ネコを迎えるべきかどうか、正しい知識を身に着け、時間をかけて検討していくことをお勧めします。

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