猫を病院へ連れて行く?行かない?目を逸らさない適正飼育の考え方

猫を病院に連れていく飼い主の割合

猫を飼う世帯が犬を飼う世帯より増えたのは、つい最近のニュースで知りました。

それほど猫を家族として迎えているお家が増えているようです。

しかし、定期的な健康診断、ワクチン、事故発生時のケアをきちんとできているお家はその中で何割でしょうか。

朝日新聞社の提供サイト「sippo」の2022年の調査によると以下のような結果となりました。

飼い主さんに「いま一緒に暮らしている犬や猫は、動物病院で定期的に健康診断を受けていますか」と尋ねたところ、8割以上の方が「受けている」と答えました。

 さらに、健康診断を受けていると答えた方には「年に何回受けているか」を聞きました。年に1回という方が多い結果となりました。

引用元:sippo 犬や猫「健康診断を受けている」8割 回数は年1回が半数超〈アンケート結果〉https://sippo.asahi.com/article/14546490

 一方、「健康診断は受けていない」と答えた飼い主さんに、その理由について当てはまるものを選んでもらいました(複数回答可)。すると、「関心はあるが、料金が高い」「獣医師から勧められたことがない」が多く、「犬や猫の健康診断は必要ないと思う」と答えた方はいませんでした。受けた方がいいとは思っているけれど、料金面で悩んだり、どの検査を受けるべきか迷ったりしている方が多いのかもしれません。

引用元:sippo 犬や猫「健康診断を受けている」8割 回数は年1回が半数超〈アンケート結果〉https://sippo.asahi.com/article/14546490

上記はサイト登録者へのアンケートのため、ペット飼育の意識が元々高い方たちの回答となりますが、それでも残りの2割は病院に連れて行くような習慣がないと言います。

猫を飼っている人全体となると、この2割がさらにどれくらいになるでしょうか。

悩んでいる女性

このように、人によって病院へ連れていく・行かない の判断が分かれており、どう行動したらいいか実際に悩んでいる方も多いのではないかと思います。

この記事では

  • 周りの人の飼い方に疑問を持っている人
  • 猫を病院に連れていくべきか悩んでいる人

がスッキリできるよう、猫の適正飼育について説明したいと思います。

青谷家のケース

我が家では、年に一度の健康診断(血液検査含む)・ワクチン抗体検査はもちろん、日常でいつもと変わったことがあればすぐにかかりつけ医に電話して指示を仰ぐようにしています。

目的は、猫の健康維持のほかに、病院との関係を太くしておくこと・カルテのデータを蓄積していくことによって災害時や急病時に備えることも狙いです。

うちは決して裕福ではないけど、人も猫も、家族の健康のためにかかる費用は必要経費だと考えています。そもそも動物の医療費が高額なんて、飼う前から分かっていますよね。

個人的な意見ですが、病院に連れて行かない人は、はじめから猫に医療を受けさせるつもりはなかったのかな・・・?そのあたりの計画性なく、生き物を飼うような人なのかなと疑ってしまいます。

実際、周りの猫飼いの友人の話を聞いたり見たりすると、猫に医療を当たり前に受けさせる習慣はまだまだ浸透してないんだとモヤモヤすることが多いです。

軽蔑される女性

普段病院に行く習慣が全くなかったために、そのため判断と処置が遅れ、悲しい最期になった子もいます。

他に、明らかに呼吸器に問題がある猫(常に大きなヒューヒュー音)を放置し「弱い子は弱いから仕方ない」などと言い訳をする人も。

こういう人が著者の身近にもいるんです。

現代の飼い方VS親世代の飼い方

この原因として、おそらく親世代(昭和)の飼い方に倣ってしまってるのだろうなと思いました。

放し飼いが普通・弱い個体は淘汰されても仕方ない・病気は自然に任せる等という昭和的飼育。

まあ時代的に仕方ないとは思う。うちの母も、猫を家に閉じ込めてかわいそう!とか言うくらいだから世代間ギャップが結構あることは承知しているつもりですが・・・

しかし時代は平成~令和と変わり、常識は変わりました。

2019年のとある日、お上が「猫はこのように飼育しなさい」と我々にガイドラインを出しています。これが、現代の適正飼育としてお上のお墨付きとなっている内容であり、今の常識と言い切れます。

改めて振り返りましょう。


引用元:公益財団法人 日本動物愛護団体  2019年の協会からのお知らせ
https://jspca.or.jp/information/i_2019_07_01.html

人気猫チューバーを観察しよう

上記だと大まかすぎて実感が沸かない人もいるかもしれませんね。
具体的にピンとこない場合は、YouTubeなどで人気上位の猫動画を観てみましょう。

このような動画、観たことがあるはずです😊

年に一回以上の定期健診
換毛期のブラッシング
身体に異変がみられたときの至急対応  など

どこのチャンネルも、猫ちゃんの健康管理はかなりしっかりされていますね。
いたれり尽くせりのように見えますが、これは過保護ではなく普通のことで、地域差もありません。

ニャンチューバー

さらに、動画内で猫に対して少しでも扱いを間違えたり対処を間違えると視聴側から指摘を受けたり(体調を、精神面を気にしてあげてほしい、なぜ病院に連れて行かない?など)
内容によってはSNSで情報発信されたりと、いわゆる「炎上」化してしまうことまで。

このように現在は、動物の扱いに対して世間の目は非常に厳しくなっているのが現実です。

飼い猫については、人間都合による飼い方の多様性、価値観の違いなどは基本的にないと考えています。室内飼育・医療を受けさせる習慣を持つことが飼育の前提であり、それでいて初めて「保護した」とか「家族」と呼べるものといえるでしょう。

自分の飼い方や周りの人の飼い方をみて悩んでいる方は、この考え方を参考にしてくれたら幸いです。

飼い猫へのネグレクトを少しでも減らしていきたいという思いです。

さあ、健診に行きますよ~

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