猫がトイレを嫌がる、トイレで排泄せずに粗相をしてしまう、トイレがしずらそう等、愛猫のトイレ事情で悩んだことはどなたも一度はあると思います。
猫はトイレをすぐ覚える賢い生き物ですが、繊細で神経質なので気に入らないと意地でも使ってくれなかったり、トイレ環境や砂が合わなければうまく排泄できなかったりします。
そのままトイレに苦手意識を持ってしまうと、排泄すべきタイミングで我慢してしまい膀胱炎や尿毒症を招くおそれも出てきます。そういったリスクを極力避け普段からスムーズに排泄ができるよう、猫にとって快適なトイレ作りを考えていきませんか?
今日はトイレの砂の種類について、詳しく解説します。
この記事では以下のことが分かります。
・目的別 各トイレ砂の特徴について
・安全と衛生を重視する飼い主さんにおすすめの砂タイプ
猫のトイレジプシーさんもこれで解決!トイレの悩みが解消に向かうよう、ぜひ最後までご覧ください!
トイレ選びの心得
まず猫トイレは、「飼い主に都合よく作られているもの」「猫が好むもの」 いずれを基準にするかを明確にしておく必要があります。ちなみに、一方を立てるともう一方がおろそかになりがちですので、そういうものだと割り切って、どちらをより重視するかを決めておきましょう。
うちは衛生状態が一番大事だから、こまめに掃除しやすい飼い主都合のトイレタイプかしら・・・
ただし、飼い主目線のトイレでも猫が使いづらかったり嫌がってしまうと意味がないですし、逆に猫の好みであっても人間が掃除しづらく結局不衛生になってもいけません。
では、もう少し分解して考えてみましょう。
各種トイレの特徴を5つに分けて考えよう
ここでは、基準を5つに分けます。
A 飼い主が扱いやすい
B 猫が好みやすい
C コスパがいい
D 安全性に配慮されている
E 衛生的である
愛猫の性格や普段のトイレの使い方などにも配慮しながら、上記A~Eの特徴からあなたが譲れないものを選びましょう。
うちはA・D・Eね。
我が家の場合、こまめに掃除できる人間側の使い勝手もありますが、人間よりも小さい猫の身体に配慮された安全性の高いもの(糊など余計なものを使ってない等)、トイレが嫌いにならないよう常に清潔な状態に保てるものであることも絶対条件です。
ベントナイトの毒性・糊の使用については、通常使用する分には問題ないとのことで、過剰に気にする必要はないようです。しかし我が家は、ベントナイトの粉塵吸い込みや肉球を舐めたりして猫の身体に毒素がわずかでも蓄積していくことが嫌なので候補からは外します。
以下は著者によるトイレ砂のグループ分けです。低~中価格帯で、ホームセンターなどでも簡単に手に入る商品が対象です。
システムトイレはダメなの?
我が家では上記の猫砂は一通り試していて、システムトイレは1年くらい使っていました。ペレットはしばらくそのままでいいし、シートだけ交換すればOKってめちゃくちゃ楽なんですよね~。においもしないし、よく考えられた商品だと思います。
なので、猫が普通に使っているなら全然ダメじゃないと思います。
我が家でシステムトイレの是非を見直すようになった理由は、愛猫に尿路結晶が出るようになってから。
それまでもトイレには余り行きたがらず、トイレに足を入れては「ばっちい!」みたいな動きをするんですよね。汚いものを払うように手先をプルプルして汚れを払うような。
その姿を見て思ったこと、それは・・・
そりゃおしっこが通過したところは私でも踏みたくないわw
そもそも、尿が触れたペレットをそのままにしておく時点で不衛生なんですよね。消臭力が強く人間がにおいを感じなくても、猫は自分の尿臭にしっかり気づいていて、触らないようにしていたんですよね。
とくに我が家の猫は特に神経質で綺麗好きなので、自分の尿が通過したペレットを用を足すたびに素足で踏まないといけないのが嫌だったと思います。
この理由で、我が家では尿路結晶の治療開始とともに、システムトイレは撤去しました。
木質ペレットがOKなら崩れる木砂がおすすめ
あらゆる猫砂を試してきた著者がたどり着いたのは「崩れる木質ペレット(崩れるパインウッド)」でした。
使用してもう2年が経ちます。猫は積極的にトイレに行くようになったし、「ばっちい!」という動きもしなくなりました。
崩れる木砂は、ペレットに水がかかると一気にふやけてさらさらのおがくずになります。そして猫がトイレのあとにかきかきすると、崩れたおがくずが下のトレーに落ちる仕組みです。尿がかかった部分はすべて下に落ちてくれるので、衛生的に使えるのがメリットです。
また、万が一おがくずの粉を吸ってしまっても、化学成分が入っていないものであれば心配は少ないです。
著者は岩国再生エネルギーさんのペレットをずっとリピートしていて、もう今まで80キロ分は注文しています。自然素材100%なのに、33Lが2千円ほど。「ニオイをとる砂」より安いから、コスパもかなり良いことが分かりますね!(2022年5月現在)
使いやすい小分けタイプ(25.6L)
コスパ最大の大袋タイプ(33L)
なお、崩れる木砂を使うときは、トイレ本体もリニューアルする必要があるのでご注意を。崩れた木砂用に深めの受け皿が必要なので、システムトイレの薄い受け皿では間に合いません。
今のところ、崩れる木砂用のトイレ本体はあまり多くの種類は出ていません。我が家はペティオのグレーを使っています。色が奇抜だったり野暮ったいフォルムでもないので、部屋に置いていてもストレスがありません◎
システムトイレからの移行なら木質ペレットは慣れているので大丈夫だと思いますが、猫砂、紙やおからを使っていた場合は慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。もし崩れる木砂に移行する場合でも、徐々に慣れさせていくようにしてくださいね。
いかがだったでしょうか?愛猫の猫砂は、今使用しているもので合っていた!という方も、猫砂が気に入らないみたいで使ってくれない!とお悩みの方も、適正なトイレ環境、猫砂を改めて確認できたでしょうか。
安全性や衛生状態も、こだわりポイントはそれぞれのお家によるので、猫の性格や飼い主さんの方針に合わせて、長く安心して使えるトイレを見つけてくださいね。
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